
ブルックファーム(2009)
2009年のまだ寒い寒い季節から
ぶどうの休耕中だったところを
ぼちぼち耕しながら
有機栽培で果樹、野菜、
鴨を育てています
ご近所さんとの縁で出会った、ぶどう畑の休耕地で直治さんが始めた「ブルックファーム」は、有機栽培で果樹や野菜などを育てる小さな畑。原風景は三重にある実家の畑で、自分たちで育てた物を収穫して味わうという体験が、都会育ちの直治さんには憧れでした。
8年ほど休耕地となり、生い茂った木や草を刈るところから少しずつ始めて15年。景色も作物もその時々で変わりながらも、毎年採れる蕨やブルーベリー、地主さんのお墓に手向ける気持ちで植えたしだれ黄梅、子どもたちが小さい頃に植えた果樹、親戚から譲り受けた紫陽花や雪柳の苗木など、思い出の木も残っています。
「僕からしたらここは未来があるような気がして、大事なもんでどう良くのこせるやろうみたいな。これもHAUSの仕事」
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畑のポイント
蕨とブルーベリー
蕨が大量にできてて、それはまぁ、毎年何とか取りに行っててんな。
で、ここに今ベリーゾーン。ブルーベリーいっぱい植わってて。 これも夏場、5月ぐらいからめっちゃ採れるから、ブルーベリーと蕨は取りに行くぐらいの感じで。
八朔のはっちゃん
今年、ブルックファームの八朔が30玉くらい採れて。14年前に息子が植えた苗木で。子どもや友だちも連れてきて、自分の好きな木に名前つけようやいうて、みんなに絵の具で札に名前書いてもらって、たまたま生き残ってたのが息子がつけた八朔のはっちゃんやって。幼稚園くらいかな。
ひと玉、ふた玉とかっていうのは過去何回か。でも最初の頃は酸っぱかったりとか。今年初めて美味しいと思うものが30玉ぐらい。嬉しすぎて私実家に送りました。仏壇に供えてねってちょっとだけ。
兄の苗木
昔は兄とかがね、家で育ててた苗木とかようけくれてて。挿し木にして増やしたやつを。それを植えたりとか。
それの名残りもまだまだ植わってたり。紫陽花とかユキヤナギとかお花系が多かった。何か作物は難しいやろうなっていって、挿し木でも育つ強そうなお花を。
お墓に手向けたしだれ黄梅
しだれ黄梅はその地主さんのお墓向けに植えて、それが今すごく大きくなって。ちょうどここにお墓があって、こっちにぶどう畑があって。
毎朝作業する前、ここにお花、お参りしてからしてはって。今はもうね、家の近くにお墓移しはって。 もうえらいって言って。